エステの歴史

エステの発端とされる説は、実にさまざまです。

エステのメニューの大半は、ギリシャ・ローマ時代にはほとんど完成していました。それほど以前から連綿と続くテクニックが、ほぼ廃れることなく現在に継承されていることは、それだけエステのサービスが「確かな効果をもたらしてくれる」ことがはっきりと実感されてきたことの証拠に他なりません。こうした太古のエステ技術を復活・伝承することに特に熱心だったのがフランス中世から近世にかけての宮廷貴族たちでした。

18世紀のマリーアントワネットの時代、美に関心の強い社交界の女性たちがお肌を磨くために牛乳風呂に入ったり、当時の化粧品で入念にお手入れを始めたりしたのが進化して、現在のエステというスタイルが誕生したともいわれています。

しかし、「今よりもっと美しくなりたい」と思う女性の願望は、この世に人類が誕生した頃からすでに存在するものです。そのため、古代より身の周りにあるものを駆使して、美容効果を得ようとする女性たちの試みは絶えることはありませんでした。長い歴史を持つ中国の漢方療法や、世界各国で重宝されてきたハーブ療法などもその一環です。